気象予報士の活躍するフィールド

一般的には、気象キャスターのイメージが強いですが、気象予報士の活躍するフィールドは広がりを見せています。規制緩和により、気象に関する業務は拡大傾向にあり、通常の気象予報業務のみならず、局地予報やレジャー・農業・漁業など産業に密着した気象ニーズも高まっています。

気象予報士の活躍のフィールド

気象予報士資格を取得した後は、どのような場所で活躍するのでしょうか？
気象予報士の活躍のフィールドは大きく分けて、３つの進路が考えられます。

（１）気象庁および関連組織(施設等関連機関)
気象庁および関連組織への就職は、採用枠にも限りがあり、気象大学校などを経る別ルートがあるため、気象予報士の資格を取れば誰でも入れるわけではありません。 しかし、学生のうちに気象予報士の資格を取得すれば、気象庁および関連組織への就職にあたり有利に働くことになるでしょう。

（２）民間気象情報会社
民間気象情報会社では、気象予報業務の事業許可の下、これまでのノウハウが蓄積されていて、キャリアを積んできた方々が多く在籍されています。 また、規制緩和により事業拡大の傾向にあり、ニーズも大きくなっているので、今後の進路として大きな割合を占めていくと想定されます。

（３）独立の気象アナリスト・コンサルタント
近年、気象情報会社や予報サービスが充実してきましたが、地方を中心に、情報の届いていない地域などでは、局地予報、行楽関連、農業･漁業等に密着した情報に対するニーズが少なくありません。 そのようなところを中心に、進路の一つとして、今後独立の道が開かれていくことが想定されます。